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「VERY」の呪縛について考える。30代ママはカジュアル上手でなければならないのか?後編

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弁護士として、妻として、3児の母として、そして一人の女性として生きてきた私が、キャリアやファッションに悩む女性をサポートします。
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前回からの続きになります。

「VERY」の呪縛について考える。30代ママはカジュアル上手でなければならないのか?中編

前回ブログでは、カジュアルを取り入れないとおしゃれではないという流れがある中で、そもそもカジュアルが似合わない顔タイプが大人タイプの人は困っているのではないか、ということを書きました。

カジュアルが似合わないってどういうこと?

実は、私のお客様にも、そのような方がとても多いんです。

皆さん、アラフォー近くになってきて、カジュアルファッションやママファッションがなぜかもっさり見える、急におばさんぽくなる、という悩みを持っておられました。

こんな方は、ほぼ例外なく顔タイプが大人タイプです。

大人タイプの方が身につけて魅力が増すアイテムは、子供が身につけていると違和感がある、「大人の女性」しか似合わないものです。例えば、ヒールの靴、ロングスカート、クラッチバッグ、きらびやかなジュエリーなど。大人タイプの方がこのようなアイテムをまとうと、表情が生き生きと冴えて、垢抜けた感じが出ます。

反対に、ジーンズ、チノパン、スニーカー、パーカー、キャンバストートなどのカジュアルアイテムは、子供が身につけていてもおかしくない=大人タイプには似合わないアイテムなんです。

大人タイプの方が、カジュアルで固めた装いにしてしまうと、垢抜けない、疲れた感じ、生活感が出てしまい、魅力が半減してしまいます。カジュアルが似合わない、とはこういうことなんです。

この理論を説明させていただくと、皆さん、ようやくこれまでの違和感が腑に落ちた、と大いに納得していただけます。

エレガントな装いは垢抜けない?

ただ、納得された次に、大人タイプのお客様がおっしゃるのは、

「似合うものはわかったけど、今の時代、エレガントスタイルは垢抜けなくてバブルっぽい感じになるのでは?」「オシャレに見えないのでは?」

などのお言葉です。

トレンドとしても長くカジュアルファッション全盛の中で、大人っぽくエレガントな服装は流行遅れに見えるかも、という不安はわかります。でも安心してください!

エレガントな装いでも、もちろんオシャレに見せられます!

流行も少しずつラグジュアリーに変化してきているので、全身大人っぽくキメてももちろんOK。

ちょっとこなれ感を出したい方は、少しだけカジュアルの要素を取り入れてください。ここで注意していただきたいのが、

カジュアルの要素は本当にものすごく少なくていい!

ということです。

VERYのスタイリングが、カジュアル7~8割だとしたら、大人タイプの方はカジュアルの要素を全身の0.5~1割くらいにしてください。

例えば、少しだけゴツめのシルバーのバングルを付けるとか、パンプスでなくぺたんこのバレエシューズにするとか、パンツをロールアップして靴下をのぞかせてみるとか、どこか1点をカジュアルにするだけで良いです。むしろやり過ぎないでくださいね。9割~9.5割は、大人っぽくエレガントにまとめてください。カジュアルの量が多すぎると途端に似合わなくなります。

それでもやっぱり子育て中はカジュアルでなきゃいけない?

それでも不安なママさんからは、

「乳幼児のお世話をするのにエレガントな格好は抵抗がある」「幼稚園の送り迎えで浮いてしまいそう・・・」

という声も聞かれます。

乳幼児のお世話であちこち汚れてしまう、抱っこの時に装飾品がぶつかると危ない、というのは確かにありますよね。

ただ、今はエレガントなデザインでも家で洗えるアイテムが圧倒的に多いし、とがったジュエリーをつけないことを意識するくらいで良いと思います。

ブラウスとスカートのコーディネートよりも、カジュアルなボーダーTとデニムの方が一見動きやすそうに見えますが、実際には、デニムの方が窮屈で、ブラウスとスカートの方が動きやすかったりしますよね?動きやすく見えるけど似合わないカジュアルファッションよりも、本当に似合う大人っぽいファッションを選んでいただいた方が、毎日の子育てに対するモチベーションも上がるのではないかな、と思います!

「カジュアルファッションでなければ、幼稚園の送り迎えで浮いてしまいそう」というお悩みについては、うーん、そうですね・・・。案外難しい問題かもしれません。

気にしないで似合う装いをすることをお勧めはしますが、地域性や園の特性もあるので、「浮かない」を優先されるのであればカジュアルで行くのもアリかと。

ただその場合も、なるべくならトップスと顔周りのアイテムはなるべく大人っぽいものを取り入れてくださいね。

 

3回にわたって、おしゃれママはカジュアル上手でなければならないのか問題について書きました。

垢抜けてヘルシーなカジュアルファッションをママたちに浸透させたVERYの功績は偉大ですが、どうしても、カジュアルが似合わない人もいるんです。VERYみたいなファッションがしたいのに、自分が着るとどうもおばさんぽくなってしまう・・・、というお悩みの方、顔タイプが原因かもしれません。

 

反対に、カジュアルが似合う子供タイプの方(特にフレッシュさん)は、近年の流行にドンピシャでハマるためか、大人タイプのようなお悩みはあまり聞きません。

(ビジネスやセレモニースタイルに何を着ればいいかお困りの方もいらっしゃいましたが、今は、スーツでビシッと決めなくても、ある程度着崩したカジュアル寄りの装いでOKな場面が多いですもんね。ただ、やはり子供タイプの方ならではのお悩みはあるので、またブログに書きたいと思います。)

というわけで、長々書いてきましたが、オシャレ迷子になっている大人タイプの方(私もかつてそうでした)に、少しでも参考になれば嬉しいです。

オシャレ迷子の方は、ぜひコンサルティングもご検討くださいね!

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