診断結果は一生変わらない?
「パーソナルカラー診断の結果は、年を取ると変わることがありますか?」という質問を受けることがあります。
これに対する教科書的な答えは、
「成人してから受けた診断は、年を重ねても変わることはありません。ただ、極端な日焼けをすると少し変わることもあります。」
だと思います。
この答えは間違っていないし、私もこう答えますが、もしかしたら、ちょっと補足した方が良いかも知れないと最近考えるようになりました。
40代半ばで感じた変化。
まずは私自身のカラーのスペックから。
ファーストカラーはサマー、セカンドカラーはウィンターで、色相はかなりブルー寄り、明度と彩度はどちらも低めが得意、清濁は濁りが苦手です。
得意な色は、ネイビー、ダークグリーンなど、黄みがなく暗めで鮮やかさのない色。
苦手な色は、黄みの強い色、明るい色、鮮やかな色、濁りが強い色です。
特に青みの要素が重要なので、最低限、黄みがなく青みが強い色を選べば割と失敗はしていませんでした。
ところが、40代半ばにさしかかってから、色選びに違和感を覚えるようになりました。
最初に気になったのはアイシャドウ。
ブルベ夏の鉄板カラーとして、迷ったらコレ!と愛用していたDiorバックステージアイパレットの002クールや、SUQQUシグニチャーカラーアイズ01瑞花を付けると、なんだかくすんで顔に影ができるような気がしてきました。以前は、ドンピシャにはまってクールで上品な雰囲気を出せていたのに……。
次に違和感が出たのが服。
鉄板カラーのネイビーやダークグリーンは変わらず得意ですが、青みが強ければ割とOKだったのが、あまり青みに寄りすぎると、雰囲気にとげとげしさが出るようになりました。
なぜだろう?と自分なりに考えたところ、これは加齢による全体的な雰囲気の変化が大きいと思いました。あまり嬉しい変化ではないのですが、
目尻が下がってきたり……
全体的に肉が削げてきたり……
身体のハリがなくなったり……
若い頃にあった「勢い」というものが全体から感じられなくなったり……
こういった変化が、ブルーベースの色が持つクールさや鋭さといった要素と合わなくなってきたのだと思います。
逆に、青みをそれほど感じない、優しさのあるニュートラル寄りのブルベカラーの方が似合うようになってきました。
変化は悪いことばかりではなく、ワクワクもある!
以前は鉄板で似合っていたアイシャドウや服に違和感が出てきたのはさみしいことですが、実は私にとっては悪いことばかりではなく、新たなゾーンのカラーにチャレンジするというワクワクする体験の扉を開いてくれた出来事でもありました。
私はもともと本当はカジュアル要素のあるイエベカラーが大好き。青みに寄りすぎないニュートラルカラーが似合うようになったことで、苦手としていたイエベ寄りのアイテムも色を選べば使えるようになりました。
例えば、今一番愛用しているアイシャドウは、KATEエレクトリックショックアイズOR-1です。一般的にブルベの方は苦手なオレンジですが、黄みが強すぎず涼しさを感じさせる色味なので、違和感なく使えます。
結論。加齢でパーソナルカラーは変わるのか?
以上を踏まえて、年を取るとパーソナルカラーは変わるのか?の問いに対する答えは、
「変わりません。ただし、それぞれのシーズンの中で、似合う色のゾーンが変わってくる人もいる。」
が正解だと思います。
私も感じているような加齢による肉体の変化は、身体の線や顔のパーツを曖昧にさせます。それゆえ、色相、彩度、明度、清濁の各要素の中で、どちらかに振り切ったカラーが得意と診断された方は、年齢とともに、より中間、ニュートラルに近いカラーが得意になってくるのだと思います。
(もともとニュートラルなカラーがお得意な方は、年を重ねてもあまり変化がないかもしれません)
若い頃にパーソナルカラー診断を受けたけど、最近診断結果がしっくりこないと感じる方は、上記のようなことが原因かもしれないですね。
もしよろしければ、詳しく診断できますので、下記より診断のお申し込みを検討してみてくださいね。