スーツ、着ていますか?
たとえキャリアや管理職であっても、女性はなんとなくニットやカットソーでもOKの職場は多いですよね。
スーツって動きにくいし、肩はこるし、値は張るし・・・、職場から強制されなければ、あえてスーツを着ない理由、よくわかります。
でも、スーツを着ると実はこんなにメリットがあるというお話をしたいと思います。
キャリア女性が装うのは誰のため?
仕事服は、誰のために着るのでしょう?
クライアントのため。一緒に働く上司、同僚、部下のため。もちろん、これらが最優先だと思います。
ただ、キャリアや管理職女性は、「自分のために装う」ということをもっと考えても良いと思います。
クライアントに安心感を与えたい、上司や同僚に信頼されたい、部下から威厳のある先輩と思われたい、このような希望を叶えるために、服装から整えてみることはとても有効です。
あなたが大きな契約をするとき、上質なスーツを身にまとった担当者と、ノージャケットでラフな服装の担当者、どちらが信用できますか?高額なものを買うとき、どちらの服装の店員から買った方がより満足度が高いでしょうか?
ほとんどの方が、スーツの担当者のほう、とお答えになると思います。
スーツをきちんと着るだけで、仕事で関係する方々からの信頼を得やすくなるのならば、こんなに有効な手段を使わない手はないと思います。
キャリア女性が装うのは、自らのキャリアアップのため。これも一つの答えだと思います。
でも、女性のスーツ選びは難しい・・・
ここまで読まれた方で、「そうは言っても、着慣れないスーツを選ぶのは難しい」と思われた方はいませんか?確かに、女性のスーツ選びって結構難しいんです。その理由は、大きく分けて2つあると思います。
1.選択肢が乏しく、就活or入学式スタイルに見えがち
現在女性がスーツを着用する機会として多いのは、就活か子供の卒業・入学くらい。ビジネススーツの選択肢が乏しいのが日本の現状です。
シンプルすぎるスーツを選ぶと、トウのたった就活生に見えたり、甘すぎるスーツを着ると、「お子さんの入学式ですか?」となってしまい、仕事にはふさわしくない装いとなってしまう危険があります。
2.レディースのスーツは流行に左右されがち
男性のスーツは長い長い歴史があるので、大きな流れはあれど、そこまでトレンドに左右されることはありません。
しかし、女性のスーツは、丈、身幅、デザインなど、かなり流行が出ます。
個人的には、3,4年前のスーツはちょっと古いかなぁという気がして着るのに躊躇します。
安いものではないので、数年で着られなくなるなら、仕事でしか着ないスーツよりも、普段も着まわせる服を買おう!となりますよね・・・。
では、どうやってスーツを選べばいいの?
上記のような問題をクリアし、自分に合うスーツを手に入れるために、私は次のような点を実践しています。
1.サイズ展開が豊富なブランドで選ぶ
オーバーサイズの流行が長く続いていますが、スーツは体にぴったり合うサイズ感が命!
特に私は下半身が太いので、ジャケットは34でもボトムスは38だったりすることも…。豊富なサイズ展開から自分にしっくりくる一着を選びたいです。
2.価格帯は、高くても上下で10万円以内
ビジネススーツはやっぱり消耗品ですし、上に書いたように流行に左右されるので、せいぜい3年が寿命と思っています。
思い切って上下で20万円以上のスーツを1着買っても、3年で古くなってしまうのはもったいない。
上限は10万円以内と考えています。
3.お直しは、買ったときにすぐ!
スーツは体に沿ってこそ美しく着られるもの。
パンツの丈のお直しは、みなさん当たり前にすると思いますが、ジャケットの袖丈やウエストも、ジャストサイズにきちんと直します。
一度家に持ち帰ると、お直しに出すのが面倒になってしまうので、必ず買った時にお店で頼んでおきます。もちろん、お店がお直しに対応してくれることが前提!
私が選んでいるブランドは
私にとって、上の1~3がすべて叶うブランドが、セオリーリュクス。
ここ数シーズンは、季節初めに必ず一着はスーツを買うようにしています。
昨シーズン買ったのがこのネイビーのスカートスーツ。
オールネイビーのコーデでキリッとしてみました。アラフォーのビジネススーツには、着くずしやこなれ感は不要。スーツを当たり前にきちんと着るということが、一番美しく見せてくれると思うんです。
合わせるジュエリーは、一粒パールのピアスなど、ビジネスシーンにふさわしいものを。余計な指輪やバングルはつけず、時計も革ベルトのものを選びます。
装飾がなくて物足りない気もしますが、自分に合ったスーツを着ていれば、不思議と寂しい感じはしません。
こんな王道スタイルなら、どのような場に出ても気後れせず、堂々と仕事に臨めます。
思えば、女性も40代からが、一番スーツがしっくりくる年代なのかもしれません。服装を正すことは、仕事にきちんと向き合うことでもあるのだな、と改めて感じています。
私も今後歳を重ねていって、もっともっとスーツの似合う大人になれるよう、精進しなければと思っています・・・!