前回ブログからの続きになります。
前回では、顔タイプ・カラー・骨格診断の、それぞれに違うことが書いてあって迷われている方について書きました。
では、そんな方はどうやって診断結果を生かしていけば良いのでしょう?
各診断でわかることとは?
まず、前回ブログの最初に書いたことを思い出してください!
【顔タイプ診断】は、【その人に似合うファッションのテイスト】がわかります。
【パーソナルカラー診断】は、【その人を美しく見せる色】がわかります。
【骨格診断】は、【スタイルアップして見える着こなし方】がわかります。
ということは、似合うテイストを知りたいとき、例えば、
・カジュアルなのかドレッシィなのか ・ふわりとした曲線的な服かシャープな直線的な服か ・どんな素材や形のコートが似合うのか ・どんな大きさや形の柄が似合うのか ・どんな形や大きさのアクセサリーが似合うのか ・どんな素材や形のバッグが似合うのか
などについては、顔タイプ診断でわかります。
・肌のアラを隠し、表情を生き生きと見せる色
については、パーソナルカラー診断でわかります。
・スタイル良く見せる着こなしのコツ
については、骨格診断でわかります。
上記のとおり、実は、その人に似合うアイテムを決めるのは【顔タイプ診断】で、カラーと骨格はそこまで影響してこないのです。
「似合う」を決めるのは顔タイプ診断!
人が似合うor似合わないを判断するのは、ほぼ顔の印象です。顔を隠した状態で、似合う服を選ぶことはできないはずです。
パーソナルカラー診断も、骨格診断も、歴史は長い診断方法ですし、それぞれの診断結果として、似合う服のテイストまで書いてある場合もあります。例えば、「骨格ストレートはキリッとしたシャツと膝丈のタイトスカートがお似合い」というように。
でも、顔の印象を無視して、骨格やカラーで似合うテイストまで決めてしまうことはできないはず。
例えば、女優の深田恭子さんを思い浮かべてください。深キョンに似合う服と言えば、ほとんどの方がふわっとしたワンピースやブラウスを考えると思います。
深キョンの骨格はストレートと言われています。深キョンに、ストレートが似合うとされている、キリッとしたシャツとタイトスカート……、ちょっとイメージと違って似合わないですよね。
スタイルアップだけを考えると、シャツとタイトスカートの方がスタイル良く見えるかもしれませんが、やはり、深キョンの甘く柔らかい顔立ちには、ふわふわしたワンピースやブラウスがとてもお似合い!これは、深キョンが顔タイプ診断だと曲線の多いフェミニンタイプだからなんです。
似合うor似合わないを左右するのはほぼ顔。似合うテイストは顔タイプ診断の結果が最も影響が大きい、と覚えておいてくださいね!
各診断の重要度は?
では、カラーや骨格診断は必要ないのかといえば、もちろんそうではありません。
美しく見せる色や、スタイルアップしてみせるコツは、その人をより輝かせるために必要な要素です。
ただ、あくまで顔タイプ診断で似合うテイストがわかった上で、カラーや骨格を取り入れるべきだと思います。
重要度からすれば、
顔タイプ>パーソナルカラー≧骨格診断
と考えています。
前回のブログで例に挙げた【顔タイプクール】【パーソナルカラースプリング】【骨格ウェーブ】の方は、
①まずは顔タイプに合ったカッコいい直線的なテイストの服を着ることを前提に
②スプリングのカラーの中から、クールのイメージに合った甘くなりすぎない色(キャメル、オフホワイト、水色など)を選び
③骨格ウェーブの着痩せポイント(首が詰まった服、上半身にポイント、お尻が目立たないラインのボトムス)を押さえる
ことで、それぞれの診断結果を生かした着こなしが可能になります!
「ウェーブだから女らしいふわふわした服を着なければいけない」「スプリングだから若々しい甘めの色を着なければならない」ということは全くないんです。難しく考えなくても、まずは、顔タイプでテイストを決めて、他の要素はそれを邪魔しないようにセオリー通り合わせていくだけ。とても簡単です。
このとおり、それぞれの診断結果は別物だという話をしてきました。
ただですね……、ここを話し出すと長くなるんですが、顔タイプ・カラー・骨格診断の結果が相互に少し影響を及ぼすことも、実はあるんです。この辺非常に感覚的な話なので、プロのアナリストか、ある程度それぞれの診断を理解している方でないと難しくなるかとは思いますが、次回のブログで解説したいと思います。