こちらの記事からの続きになります。
(上の記事を書いてから、かなり時間が経ってしまいました。
実は、このブログでエルメス関係の2記事のアクセス数が際立って高く、それなのに、たいした情報が発信できないので、続編を書くのをためらっていました・・・。けれど、書きかけのままにするのもせっかく読んでいただいている方に申し訳ないので、また不定期でゆっくりと綴っていきたいと思います。
コロナ禍で、エルメス人気がちょっと尋常でないくらい高まっている中、バーキンを入手する裏技などの情報はありませんので、お読みになってがっかりされるかもしれませんが(^_^;)、それでもよろしければ、ぜひお読みくださいね。)
エルメスで買い物をするようになってから
さて、友人に担当の方をご紹介いただき、エルメスに足を運ぶようになりましたが、当然、すぐにバーキンなどのレアバッグを買えるはずもなく、また、私もバーキンなど探している旨はお伝えしませんでした。
なぜなら、大切な友人と長年の信頼関係を培っていた店員さんを、単にレアバッグご紹介のためのツールとして扱うようなことはできなかったから。また特に、その店員さんがとても真摯に仕事をされ、お見立てのセンスに優れている素敵な方だったので、彼女のお仕事に敬意を表し、まずはお勧めのものを手に取ることで、彼女の世界観、そしてそれを通じてエルメスの世界観を知りたくなったのです。
彼女のおすすめを参考に、まずはシルク製品を少しずつ購入しました。
実際にエルメスのシルクを手に取り、また、友人に誘ってもらって幸運にもスカーフの制作過程を見られるイベントに参加することができたこともあって、エルメスのひとつの神髄は、スカーフにあるということがよく理解できました。
数え切れないくらいの候補から図柄が選ばれ、複雑な工程を経て染められ、そして人の手で丁寧に縁がかがられる、その気の遠くなるような作業を経て手元にやってきた一枚は、とても特別なものになります。
ただ、エルメスのスカーフに関しては、私にとってひとつ大きな課題があって、それは、「似合う・似合わないの判別が非常に難しい」ということです。
見立てがとても難しい、エルメスのスカーフ
当時、ファッションコンサルとして開業はしていませんでしたが、顔タイプやパーソナルカラーの知識はあったので、自分に似合うものは、ある程度試着などしなくても選ぶことはできました。
しかし、エルメスのスカーフに限っては、似合うはずの柄、色でも、実際に顔に当ててみるとなぜか似合わない!という現象が多発・・・。反対に、似合わないはずの色でもなぜかしっくりくることもあるんです!担当の店員さんは、ここのお見立てがとても上手で、何度も唸らされました。
この、エルメスのスカーフ見立てが難しい問題は、今ではある程度原因がわかります。
そもそものスカーフ自体が、上記のような複雑な工程を経て仕上がる素晴らしく上質なものなので、「重厚感」がどうしても加わってしまうというのが一番の原因だと思います。ポップな柄やカジュアルなバンダナ柄であったとしても、重厚感が加わるので、他ブランドの同じような柄のものとは使い方が異なってきます。
そして、年を重ねた方が似合いやすいですね。50代以上の方の方が、しっくりくると思います。
そんなこんなで、エルメスのスカーフで本当に似合うものを見つけられるまで、少し散財しました。ただ、首に巻かなくても、バッグにサラッと巻いたり、バッグインバッグ代わりにものを包んで入れたりと、意外と使い道はあるので、全く出番のないものはありません。
また、私には、正方形の「カレ」ではなく、細長い「マキシツイリー」が似合うことに気づき、それからはマキシツイリーを中心に購入しています(ただ、最近マキシツイリーの展開があまりなく残念です・・・)。
長くなってしまったので、次のブログに続きます。