トレンドか、パーソナルカラーか、それが問題。
特にブルーベース、その中でもウィンターのお客様からよくご相談をいただくのが、
「似合う色を使うと、古く見える」
というお悩みです。
確かに、非常に大雑把に言うと(もちろん例外はたくさんありますが)、近年ずっとイエローベースの色がメイクのトレンドです。さらに、最近はクリアな色よりもくすみカラーの方がよりおしゃれ感が出ますね。
目元はくすんだオレンジやイエロー系、リップはブラウン系などでまとめると、ぐっとトレンド感が増します。
しかし、ブルーベースでくすみのない鮮やかな色がお得意のウィンターさんは、こういう系統のメイクはかなりお苦手。
ウインターさんが似合う鮮やかなブルベ色でメイクしてしまうと、トレンドと逆になってしまうというお悩みは、当然とも言えますね。
さて、トレンドとパーソナルカラーのどちらを重視すべきかに対する私の答えは、
「外せないポイントだけおさえた上で、トレンドの方を重視!」
です!
パーソナルカラーのポイントをおさえたメイクとは?
どういうことかご説明しますね。
私の行っている8タイプのパーソナルカラー診断では、ほぼ全ての方にセカンドカラーまで診断を付けます。
セカンドを知ることで、カラー選びで重視するポイントがより鮮明になってきます。
例えば、ファーストカラーが
【ブルーベース】【明るい】【くすみのある】色が得意のミスティサマー、
セカンドカラーが
【イエローベース】【暗い】【くすみのある】色が得意のディープオータム
の方の場合、両者には【くすみのある】色が得意という共通点があります。
ファーストカラーがサマーなので、4分類のカラー診断では、通常、イエローベースの色は避けるべきというアドバイスになると思います。でも、セカンドカラーを見ると、くすみがある色ならイエベ色でも似合う確率が高いということがわかります。
なので、この方の外せないポイントは【くすみのある】カラーを選ぶことなんです。これで、イエベ色も取り入れられます。
ブルーベースの私が愛用するイエベ色コスメ
ちなみに、私のパーソナルカラーは、
ファーストが【ブルーベース】【明るい】【くすみの少ない】クリアサマー、
セカンドが【ブルーベース】【暗い】【くすみのない】ヴィヴィッドウィンター
なので、イエベのくすみ色はまず似合いません。
ただ、【くすみの少ない】という点を最低限外さなければ、イエベ色コスメも何とか使えるんです。もちろん、似合うか似合わないかで考えると、ベストな選択ではありませんが、メイクの色選びは如実に「古さ」が表れてしまうもの。パーソナルカラーは、トップスなどに本当に似合う色を持ってくることで挽回できます。メイクでは似合うよりもトレンド感を重視したいので、今は迷わずくすみの少ないイエベ色コスメを選びます。
最近買ったアイテムがこちら。
RMKの限定色「ローズウッドデイドリーム4アイズ」。カラーは「04 オータムダスク」です。左上のブラウンがかった赤に、右上のイエローを重ねると、簡単に今っぽい目元になれます。
秋の夕暮れをイメージしたパレットとのことで、一見、くすみの強いイエローベースのオータムカラーに見えますが、実際に塗ってみると少し透明感があり、くすみは少ない方です。
ちなみに、くすみの強さを見る場合、必ず肌の上に塗ってみてくださいね。肌にのばして、透け感が出るようなら、くすみは強くないです。
日常的に愛用しているのがこちら。
イガリシノブさんプロデュース、WHOMEEのイエローのアイシャドウです。
WHOMEEは、全体的にイエローベースの色が多いですが、とにかくトレンドを取り入れるのに長けていて、オレンジやイエローの出し方が上手いです。透明感のある薄付きの色なので、とても使いやすい。お値段もお手頃なので、ひとつ持っておくとメイクで遊べます。
パーソナルカラー、特にファーストカラーのみで考えると、今のトレンドメイクの色は似合いづらいタイプの方でも、セカンドカラーまで知ることで、うまく取り入れるテクニックがわかります。
「トレンドカラーが似合わない」「どうもメイクが古くさくなる」というお悩みをお持ちの方、パーソナルカラーを詳しく突き詰めていくことで、きっとお悩みが解消できると思いますよ!